小倉昌男
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小倉昌男は1924年東京都生まれ、父は大和運輸（現ヤマト運輸）の創業者。
1948年東京大学経済学部卒業後、大和運輸に入り1971年社長に就任するが、当時ヤマト運輸は高度成長期のトラック長距離輸送の波に乗り遅れ、さらにオイルショックのあおりを受けて倒産の危機にあった。
1974年「ヤマト運輸を救うには、これしかない」と役員会に宅急便の構想を提案し、一人を除いて全員の反対を受けるが「座して死を待つよりは乾坤一擲の勝負をかけよう」という小倉の熱意が役員会を説得、1976年に宅急便事業を起こす。事業所ネットワーク作りでは運輸省と戦いながらも、「電話１本で毎日でも集荷にやってくる」という噂が口コミで広がり、次第に宅急便は定着していった。
その後も、クール宅急便、スキー宅急便など、次々と新商品を開発して事業を拡大する。
1994年に小倉昌男はヤマト運輸会長を退き、私財24億円を投じてヤマト福祉財団を設立する。全国に4000カ所を超える精神・身体障害者のための無認可小規模事業所の支援のために活動を続けている。
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