ピロリ菌の退治

今、抗生物質の投与によってピロリ菌を退治する方法があり、この方法で一週間ほど薬を飲めばピロリ菌は退治されます。

しかしこの方法はただピロリ菌が存在しているだけの状態では行わない方がよく、主に胃潰瘍や十二指腸潰瘍にかかった人に対して行われています。

この方法を行わないほうがよい理由はといいますと、副作用もそうですが、退治に失敗してしまった場合に耐性菌、要する抗生物質で退治されないピロリ菌が新たにできるおそれがあるからです。抗生物質の投与によってピロリ菌の退治ができる人はだいたい９割といわれており、つまり残りの１割の人はピロリ菌の退治ができないということです。